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画面が真っ白になったときの解決方法

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WordPress で突然画面が真っ白になる問題 ¹ はさまざまな原因で発生する可能性があります。

よくある原因

少し前まで問題なくサイトが見れていて突然 WSOD 問題が発生した場合、原因は直前の変更にあることが多いです。

解決方法

1. 問題を把握する

1-1. 問題の範囲を特定する

画面が真っ白になる問題がサイトのどの範囲で起こっているのかを確認します。いろいろなページにアクセスしてみて、問題が次のどの範囲で発生しているのかを確認しましょう。

特定の 1 〜数ページ
管理画面のすべてのページ
訪問者向けのフロント画面のすべてのページ
管理画面・フロント画面問わずすべてのページ

1-2. 問題がいつから発生したのかを特定する

問題がいつから発生し出したのかを可能であれば確認します。ステップ 1 の「問題の範囲」とあわせて確認することで問題の原因の範囲を絞り込みます。

1-3. 直前の変更を確認する

問題の発生の直前に加えた変更を確認します。 WordPress サイトにおいて画面が突然真っ白になる問題の多くは直前の変更に原因があります。

変更にはサイト管理者が意図して加えたものとそうでないものとがあります。意図しない変更が加わった可能性も考慮します。

意図した変更の例:

WordPress 本体の手動アップデート
プラグインのインストール・アップデート・アンインストール
テーマファイルの編集
コンテンツの追加・編集・削除
ユーザーの追加・編集・削除

意図しない変更の例:

WordPress 本体の自動アップデート
プラグインの自動アップデート
テーマの自動アップデート
クラッカーの攻撃による被害
ホスティング会社によるサーバーの変更

1-4. エラーログを確認する

WordPress ・ PHP ・サーバーのエラーログを確認します。画面が真っ白になったときに何かしらのエラーが出ていないか、もしエラーが出ていればどんなメッセージなのかを確認します。エラーログを確認することで、問題が発生している具体的なファイルや関数・設定を特定できることがあります。

2. サイトをバックアップする

修正作業を始める前にサイト全体のバックアップを行います。バックアップを行わずに修正作業に取りかかると、問題を解決するはずが「データベースを丸ごと削除」などより大きな問題を生み出してしまうことにもなりかねません。

3. 原因を特定する

問題の発生状況やエラーログなどから原因を推測して特定します。ここでやってはいけないのは、問題の本質と原因を把握しないまま Google 検索やチャット AI への質問などで見つかった解決策にすぐに飛びつくことです。問題を理解しないままに解決策に飛びつくと、問題を悪化させたり、問題を表面的に解決して根本原因の発見が遅れてしまうこともあります。

原因の特定のために解決策を試したい場合は、本番環境とは別の開発環境やステージング環境で試すようにしてください。

4. 原因を解消する

問題の原因が明確に特定できたら解決のための修正を行います。

4-1. 独自開発のプラグインやテーマに問題がある

コードを修正します。直前の変更に問題がある場合は変更前の状態に戻します。

4-2. 購入した有料のプラグインやテーマに問題がある

開発元・販売元に問い合わせます。

4-3. 無料のプラグインやテーマに問題がある

アップデートで問題が発生した場合は問題が発生しなかったバージョンへのダウングレードを行います。将来のバージョンで修正してもらえるようにバグ報告を行います。

4-4. WordPress 本体に問題がある

アップデートで問題が発生した場合は問題が発生しなかったバージョンへのダウングレードを行います。将来のバージョンで修正してもらえるようにバグ報告を行います。

4-5. サーバーの設定に問題がある

サーバーの設定を修正します。

4-6. サーバーのマシンスペックに問題がある

サーバーのスペック変更や引っ越しを行います。

4-7. クラッカーにサイトが改ざんされた

改ざんされた箇所の修正を行います。被害の範囲がわからない場合は、ひとまず問題発生前のバックアップからサイトを復元してから改ざんに利用された脆弱性の特定と対策に取り組みます。

4-8. バックアップを復元する

原因がどうしても特定できなかったり修正を試みても解消できなかった場合は問題発生前のバックアップからサイトを復元します。技術力や予算の問題でそもそも原因特定の取り組みができないような場合もバックアップからの復元を行います。