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WordPress でログイン履歴機能を提供するプラグインまとめ
WordPress でログイン履歴を記録できる機能を提供するプラグインについてまとめました。
WordPress 本体にはログイン履歴を記録する機能は無いので、ログイン履歴を記録するにはプラグインを利用するか独自に開発する必要があります。
この機能を提供するプラグインはたくさんあるためここでは以下のポイントで 5 つピックアップしました。
- WordPress.org プラグインディレクトリに登録されている
- 世界中でよく使われおり実績がある(インストール数が 2 万以上)
以下、インストール数の多い順に並べています。
総合セキュリティ系
1. Security Optimizer
Security Optimizer は総合系のセキュリティプラグインです。 提供する機能の一部にログイン履歴機能があります。
アクティブインストール数: 100 万+ 。
ダッシュボード:
ログ一覧ページ(匿名ユーザー):
ログ一覧ページ(登録済みユーザー):
2. SiteGuard WP Plugin
SiteGuard WP Plugin は Securty Optimizer と同様総合系のセキュリティプラグインです。 提供する機能の一部にログイン履歴機能があります。 日本の会社が継続的に開発をされていて、画面もすべて日本語で利用できいます。
アクティブインストール数: 50 万+ 。
管理画面メニューの SiteGuard → ログイン履歴からログイン一覧が開けます。
ダッシュボードの「ログイン履歴」のリンクからでもログイン一覧が開けます。
ログイン一覧ページ:
操作ログ全般系
3. Simple History
Simple History は操作ログ機能を提供するプラグインです。 ログイン履歴だけでなく、投稿や固定ページ、その他のあらゆる変更に関する操作ログを記録することができます。 ログ( audit log )関連のプラグインでおそらく最も多く使われているプラグインです。
アクティブインストール数: 20 万+ 。
操作ログ一覧ページ:
Simple History はログイン履歴だけでなくあらゆる操作ログが 1 つのテーブルに表示されるので、純粋にログイン履歴だけを見たい用途には向いていません。
ログイン履歴特化系
4. When Last Login
When Last Login は各ユーザーの最終ログインの記録を残せる機能を提供するプラグインです。 名前が示すとおり、ログイン履歴をすべて残すのではなく、最終ログインの日時と IP アドレスだけを記録する非常にシンプルなプラグインです。
アクティブインストール数: 4 万+ 。
設定ページ:
WordPress 本体が提供するユーザー一覧ページに「 Last Login 」と「 IP Address 」のカラムが追加されます。
最後の 1 回だけでなく過去のすべてのログイン履歴を残したい場合は When Last Login は使えません。
5. User Login History
User Login History はログイン履歴を残す機能に特化したプラグインです。 ログイン履歴の機能だけに特化したプラグインが欲しい場合にうってつけのプラグインです。
アクティブインストール数: 2 万+ 。
ログ一覧ページのテーブル左側:
ログ一覧ページのテーブル右側:
おすすめの選び方
ログイン履歴関連のプラグインのおすすめの選び方について述べます。
ログイン履歴機能を提供する総合系のセキュリティプラグインを探している場合は、 Security Optimizer か SiteGuard WP Plugin がおすすめです。
- Security Optimizer
- SiteGuard WP Plugin
すでにセキュリティ系のプラグインを利用している場合は、機能の衝突やパフォーマンスの低下を避けるため特化型であったりシンプルなプラグインがおすすめです。
- Simple History
- User Login History
ログイン履歴を毎回残す必要はなくて、最終ログインの情報だけわかれば十分という場合は When Last Login がおすすめです。
- When Last Login
一般にプラグインのインストール数は多ければ多いほど多くの目が入っていてセキュリティレベルが高かったり、開発の継続性が高かったりします。 インストール数は少なくとも 2 万ぐらいのものを選ぶのがよいかと思います。 インストール数がそれよりも少ないプラグインは中身をよく見てから利用されることをおすすめします。
また、ログイン履歴を記録する機能は比較的シンプルに実現できるので、独自に開発してもそれほど工数はかかりません。 ちょうどよいプラグインが見つからない場合は、延々とプラグイン探しをするよりも制作会社などに依頼してしまった方がコストが少なくて済む場合もあるかと思います。
確認時のバージョン
- WordPress
6.6.1